日本の祝日は時代の流れとともに変化していく

日本の祝日は、月の初めに手帳で休みをチェックして祝日があれば、休みが増えてラッキーぐらいの気持ちの人が多いでしょう。
そのため祝日を全てソラで言える人、さらにその祝日の意味まで知っている人は少ないのではないでしょうか?
ですが、日本の歴史にも深く関わる事やせっかくのお祝いごとですから、日本人として知っておきたい事だと言えるでしょう。

日本の祝日で国民一人ひとりが休むことができる

現在祝日は年間で16日存在します。
元旦、成人の日、建国記念日、春分の日、昭和の日、憲法記念日、みどりの日、こどもの日、海の日、山の日、敬老の日、秋分の日、体育の日、文化の日、勤労感謝の日、天皇誕生日です。

この中でアレ?と思う日はありませんか?
例えば人によっては昭和の日や山の日なんて前からあったっけ?と思う人もいるかもしれません。
そしてみどりの日が5月4日である事に違和感を持つ人もいるでしょう。

なぜか?というと改定が行われたために、まだ馴染んでいないためです。
例えば以前は現在の4月29日の昭和の日をみどりの日と呼んでいました。
元々昭和の日とは昭和天皇の誕生日の事です。
ですが昭和天皇が崩御された事で、昭和天皇の誕生日を自然を愛した天皇だった事でみどりの日と制定したのです。

その後やっぱり日本人にとって激動な時代だった昭和は祝日として残すべきだという意見があり、みどりの日が昭和の日に改定されました。
つまり4月29日は1988年に天皇誕生日だったのが、2006年にみどりの日に変わり、そして2007年から現在の昭和の日に改定したという訳です。そしてみどりの日がなくなってしまったので、5月3日の憲法記念日と5月5日のこどもの日に挟まれた5月4日をみどりの日で祝日にする事で、大型連休を取りやすいように考慮され、3連休となったわけです。

天皇誕生日について

天皇誕生日は祝日の1つです。
現在は12月23日が天皇誕生日とされていますが、昭和天皇が崩御される前は、現在の昭和の日が天皇誕生日でした。
つまり、天皇誕生日とは在位中の誕生日を祝う日なので、天皇に合わせて誕生日も移動します。
ただ、生前退位についての議論の真っ最中ですが、生前退位が決定した場合、日本の法律が制定されて初めての事なので、天皇誕生日をどうするかは、現時点では未定の状態です。

ちなみに初めて祝日が制定されたのは明治3年です。
そして明治天皇の誕生日は11月3日、大正天皇の誕生日は8月31日なので、現在明治天皇の誕生日は文化の日と姿を変えて祝日として残っていますが、大正天皇の誕生日は廃止されました。
その他にも、祝日は時代の変化に合わせて制定されたり、廃止されたりしています。

祝日のハッピーマンデーの導入

ハッピーマンデーの導入によって、祝日の日にちが覚えられなくなったという人も多いでしょう。
今までは固定されていた祝日の一部がカレンダーに合わせて、その年によって日付が変わりました。
成人式などはハッピーマンデー制度に該当する祝日です。
そのため、以前は1月15日でしたが、現在は1月の第2月曜日が成人の日になっています。
またハッピーマンデーが導入されたことで、同時期に祝日が変化した訳ではありません。
まず、第1弾として、2000年に成人の日と体育の日が月曜日に移行されました。
そして2003年に、海の日と敬老の日が月曜日に行こうされました。
なので、現在ハッピーマンデー制度を導入した祝日は、1年に4日存在しています。

ハッピーマンデー導入の意図は、月曜日が祝日になる事で、土曜日と日曜日、そして月曜日と3連休が誕生します。
そして3連休に家族で余暇を楽しんでもらおうという趣旨があります。
家族の絆を深める目的や、また余暇に出かける事で、経済効果を狙いました。

ただ、祝日が制定された歴史背景には、記念日としての役割があります。なので日にちがズレると祝日の本来の意味が失われてしまうと危惧する声や、月曜日ばかり休みになる事で月曜日の授業のカリキュラムに遅れが生じてしまう、月曜日が祝日で医療機関が休みになるのは困るなどの声も上がっていて、賛否両論となっています。